※サムネイルはイメージ画像です。実際の薬ではありません
人間の皮膚ガン治療に用いられるフルオロウラシルのクリームをペットがごく少量でも口にすると、ペットの異常や死亡に繋がる事があるという報告が出ています。
米国食品医薬品局(FDA)によると、5匹の犬が人間の皮膚ガン治療用のクリーム「フルオロウラシルクリーム」を摂取して死亡したとのことです。
猫に関する報告はこれまでに無いとのことですが、フルオロウラシルクリームに非常に敏感である可能性があるため猫も注意が必要です。
情報元の記事では死亡例が2つ挙げられています。
1つ目はフルオロウラシルのチューブを犬が口の中に入れて穴を開けてしまい、嘔吐の症状が出て12時間後に死亡。
2つ目は犬がチューブの中身を飲み込んでしまい、すぐに獣医師へ連れていったものの、治療の甲斐なく3日後に安楽死させるしかなかったとのことです。
米国食品医薬品局(FDA)は2015年4月にも非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)の中毒によりペットが相次いで死亡したと発表しています。
塗り薬の使用には特に細心の注意を
ペットを飼われている方にはペットが人間の薬を飲んだり、舐めたりしてしまわないよう、保管方法に注意を払っている方も多くいらっしゃるかと思います。
しかしながら、塗り薬は使用後にこそ細心の注意が必要となってきます。
塗り薬を塗った手を洗い流さないでペットに触れたり、塗り薬を塗った箇所が服に覆われていない状態でペットと触れ合ったりすると、塗り薬が塗ってある箇所をペットが舐めた際に中毒を起こす危険性があります。
塗り薬をご使用される際は「使用後は必ず手についた薬を洗い流す」「薬を塗った箇所にペットが触れたり、舐めないように気をつける」等、細心の注意を払いましょう。
また、「ペットはフタを開けられない」と安心して机の上等に出したままにしておくと、チューブや容器に穴を開けて中身を飲み込んだりする可能性もあります。
どんな薬でも必ずペットの手の届かない場所にしまいましょう。
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