和歌山県海南保健所が猫の飼い主に6項目の約束を求める「宣誓書」を作成しました。
管内の海南市、紀美野町の動物病院等で配布しています。
どんな宣誓書?
保健所は「写真を見るたびに約束事を思い出してもらい、殺処分される不幸な猫の減少につなげたい」としており、宣誓書の左側には写真を、右側には宣誓書文が書き込んであり2つ折りにして飾ってもらえるようになっています。
宣誓書には
- 捨て猫には絶対にしない
- 動物の病気の正しい知識を持ち、予防、処置に努める
- みだりな繁殖を防ぐ
等といった宣誓文が書き込んであり、飼い主の署名欄を設けています。
どこで配布されているの?
10月下旬から海南市、紀美野町の動物病院やペットショップ等の動物に関連した施設約20か所で配布が開始されています。県動物愛護センター(紀美野町)では、猫を譲り渡す際に写真と一緒に配っています。
これからの猫事情
殺処分の数は減ってはいるものの、繁殖力の強さや「猫ブーム」の影響で、対策が難しい現状で、同保健所の担当者は「チラシやパンフレットでは、なかなか継続的に見てもらえない。飾って繰り返し見てもらうことで、これまで以上の啓発効果を期待したい」と話しています。
和歌山県では動物愛護条例の改正案が今年3月に成立しており、その中には「地域猫」の制度も含まれています。
「地域猫」の制度は他の改正内容に先駆けて今年4月からスタートしているので、今後の和歌山県の殺処分数が減少していくのか注目です。
情報元
猫の適正な飼育へ「宣誓書」…保健所が配布-読売新聞(2017年1月 掲載期間終了)
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