子供たちはペットと一緒にいることを兄弟・姉妹よりも大切にしていることが最新の研究で明らかになったと2017年1月24日にプレスリリースが出されました。
ケンブリッジ大学の研究によって判明した子供の社会性に関するペットの影響は下記の通りです。
- 子供は兄弟・姉妹よりもペットとの関係からより大きい満足感を得ている
- 兄弟よりも動物の友達のほうがうまく付き合える
- ペットが社会的能力と精神的安定に良い影響を与える
この研究は種類に関わらず1頭以上のペットと2人以上の子供が居る家にいる77家族の12歳の子供を調査して行われました。
子供たちは兄弟・姉妹よりもペットとの関係のほうが強く、特に犬を飼っていると他の種類のペットの場合よりも大きな満足感を得ているそうです。
プレスリリースによるとマット・カッセルス研究主任は下記のように述べています。
ペットは言葉を完全に理解したり返事することはできませんが、ペットに打ち明けるレベルは兄弟・姉妹に劣りません。
ペットが理解や返事をしないのは、完全に中立的な立場だという意味でプラスになっています。
たしかにペットならば秘密を話しても誰にもバレる心配もなく、返事もしないのでただ聞いてもらえるということで、安心して話しかけられますね。
ただし、ペットは人間の話し言葉から感情を感じ取っているという情報もあるため、鬱々とした感情をぶつけるのはペットにとってもストレスになる可能性があります。ペットに愚痴るのは程々に。
ペットは子供の社会的能力に良い影響を与えたり、心の癒しになるという良い面のほかにも、動物アレルギーの原因になってしまう悲しい一面もあります。
動物アレルギーを無くす方法が見つかればペットとの生活は良い事ばかりなので、アレルギー関連の研究が進んでいってほしいところですね。
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