米国にて犬のインフルエンザが話題。予防方法は?

「アメリカのフロリダ州内で飼われている犬からインフルエンザAウイルス(H3N2型)が検出された」とフロリダ大学の動物病院が5月31日に発表しました。

感染源はドッグショーの可能性が高いとのことです。
インフルエンザを予防する方法はあるのでしょうか?
今回はワンちゃんのインフルエンザの症状と、予防法について紹介します。

主な症状は「高熱」「食欲減退」

ワンちゃんのインフルエンザの主な症状は下記の通りです。

  • 高熱
  • 食欲がない
  • 眠る時間が増える
  • クシャミや咳、鼻水が出る

人間のインフルエンザの症状と似ていますね。
概ね2週間程度で回復しますが、高齢だったり呼吸器系の持病があると20%近くのワンちゃんが肺炎を併発するため、そのようなワンちゃんに上記の症状が出たらすぐに病院へ行きましょう。

感染経路は「飛沫感染」「接触感染」

インフルエンザに感染したワンちゃんが使用しているお皿やおもちゃを共用することで「接触感染」する可能性があります。

また、クシャミや咳の飛沫からも感染する可能性があります。

予防するには犬混みを避ける、健康的な生活を送る

ワンちゃんのインフルエンザの予防法は人間のインフルエンザ予防法とほぼ同じです。

主に

  • 流行し始めたら犬混み(トリミングサロン、ペットホテル)を避ける
  • ストレスを溜めさせない
  • 適度な運動とバランスのとれた栄養のある食事
  • 身体を冷やしすぎない

となっています。
冷房を使用する際は室内のどこかにエアコンの風が当たらない、座布団等で暖が取れるような場所を作っておくとワンちゃんが自分で体温調整ができ、快適に過ごすことができます。

複数飼いでインフルエンザを発症した時は部屋を分ける

ワンちゃんを複数匹飼っていて、その中でインフルエンザを発症したワンちゃんが居たらそのワンちゃんと健康なワンちゃんは部屋を分けて生活させるようにしましょう。
その際、一緒に使用していたおもちゃやお皿はよく洗浄します。
おもちゃを洗浄せずに引き続き共用させると、おもちゃについた唾液等から接触感染します。

いつも仲良くしている家族と引き離すのは心が痛みますが、他の家族も発症したらと思うと引き離さざるをえません。

人間には感染していないが、ネコへの感染例がある

今回の記事の冒頭で出てきたH3N2型のインフルエンザウイルスは今のところ、人間に感染した例はありませんが、ネコちゃんに感染した例があるのでネコちゃんとワンちゃんが同居しているしている場合も注意が必要です。


いかがでしたか?
今回はワンちゃんのインフルエンザの症状、感染経路、予防法について紹介しました。

アメリカのフロリダ州で感染拡大しつつあるとの事ですが、空路などで日本にもウイルスが流入する可能性はあります。
日ごろからワンちゃんの健康に気を配ってインフルエンザを予防していきましょう。

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